〒231-0027 横浜市中区扇町1-1-25 キンガビル110
恒例の政策提言セミナー 昨年まではオンラインでの開催としておりましたが、皆様からの重ね重ねのご要望にお応えさせていただきたく、通常通りのセミナー形式での開催と致しました。身に余るご鞭撻、本当に感謝しております。
年明け1月30日(火)13時~17時での開催予定です。
開催の詳細につきましては、ご愛読いただいておりました“はたごやにゅうす”の購読者の皆様宛にお送りする別途グループメールにてご案内させていただきます。12月上旬にはお送り致します。
完全先着順 定員20名様限定のセミナーとなります(1社3名様まで)。増席はありません。ご参加を希望される皆様は、出来るだけ早くのご連絡をいただきますよう、お願い申し上げます。
<2024年メインテーマ>
コロナ禍の終わりは、旅館業終焉の始まり?
旅館業は消えるのか?
舞台から消えずに残る宿の条件を今一度考えよう
私の話を長く聞いていただいている皆様は、微かに記憶が残っているかもしれません。「旅館に限らず宿泊産業は、人手不足で、営業の制限や最悪の場合は廃業に追い込まれる企業が増えるのは間違いない」と断言したセミナーを(第24回政策提言セミナー)。どうやら、その方向に動いていることは間違いないようです。そして、もう20年来同じことを言い続けて参りました。「ある程度の単価をいただく宿以外は、生き残る方法論が見つからない」と。それは生産性からの検証で、その根拠となる計算式や数値も、繰り返しお伝えして参りました。もちろんその計算は、単に単価を志向するだけではなく、他の要素も取り入れた計算でありました。
何よりも、、、『コスト削減は誰でも出来るから経営の課題ではない。高く売れるようにすることが経営の仕事である』という格言・教えを考えれば、やるべきことは見えるはずなのです。
これから先、旅館業が。そして旅館業の経営環境がどうなるのか?は、無責任ですが、正直分かりません。ただ、その未来は、ぼんやりとは見えています。考えることが出来ます。
コロナ禍で大変な思いをされた宿が殆どです。その大変な時逃げなかったから、諦めなかったからこそ、今があります。大変なご苦労に頭が下がる思いです。事業再構築補助金を使って、新たな方向性を見出した宿もあります。新しい経営・運営スタイルに踏み出した宿もあります。全く新しい宿へと生まれ変わった宿もあります。
過去オール善ですから、どんな形であっても、それは正しいご判断だったと思います。そして、その新しい方向へと踏み出された宿は、昨年もお伝えしたように「マーケットイン」という考えを捨てた。新しき商品(プロダクツ)を作り出し、それを売ることで、宿の未来を作り上げようとされているのです。それは、昨年のオンラインセミナーでもお伝えした通りです。
2024年以降は、それを、その作り上げた商品を、どうやって売るのか?どうやって評価を上げるのか?取り組まれたコトの正しさを、より高めるための経営となります。
限られた時間ではありますが、本セミナーでは、それらについての方策を、分かりやすくお伝えして参ります。より難しい時代となる中、宿の未来を確信する時間として参加いただければ幸いです。
<セミナー要項>
期 日 :令和6年1月30日(火曜)
時 間 :13時~17時 (12時30分より会場に入れます)
準備席数:20席のみ(先着順)(1社3名様までと致します)
参加料 :2万円/人(テキスト代を含みます)
場 所 :TKP銀座ビジネスセンター
※詳細は、お申し込みを頂戴した皆様に、別途ご案内させていただきます
経営コンサルタント業として30年以上。旅館業の皆様と歩み始めて25年以上が経ちました。バブル崩壊から今までの、追い風&逆風を知り尽くしていますからあらゆる経営環境でも正しき判断ができます。経営者の皆様に、正しき経営判断をお伝え出来ます。
コロナ禍も終わり、観光には強い追い風が吹いているようです。が、その追い風の強さも、宿それぞれ。ですが、上手く追い風に乗って成長へと結びつけたいと考えるのは、皆様同じでしょう。
だからこそ、“歴史に学ぶ”ことが必要だと思います。そして未来を見据えることが必要だと思います。『経営とは未来を管理することである』という言葉を忘れてはなりません。
重ねてきた経験をベースに、正しく未来を管理するためのお手伝いをさせていただきます。
セミナーでも何度もお伝えしてきました。【強みの上に強みを築く】と。
長所と考えると、なんだろう…と悩まれる宿が多いですが、それは決して難しいものではありません。それは、”宿の強み”でも”皆様の得手”でも”皆様の力となっている支え”でもいいのです。「接客サービスを担当する社員の頑張りに支えられている…」なら、そのような現場社員の方々の力を売ることを考えたらいい。”調理スタッフのレベルは高い”なら、その高いレベルの能力を商品化することを考えたらいいのです。
それが独自か否かは、今考えることではありません。「皆様の宿ならでは」であればいいのです。【皆様が自信を持って売る】ことが出来ればいいのだと思います。他の会社(宿)にはない強みと考えたら、前に進むことは出来ません。第一、そのような特殊な強みは、殆どないと思います。
前にもご紹介した荻生徂徠の教え「人はそれぞれの木目に従って用い伸ばせ。柾目は柾目なりに。曲くれた南天は床柱に」の言を、宿の経営に落とし込むことが必要だと思っています。皆様の宿を再発見する。再確認する。それを皆様に代わって行うのが私たちの仕事だと思っています。
旅館業に限らず、事業の基本とは【他社との位相差を作り上げること】です。
それを考えれば、安直に、例え他の旅館で当たった企画だからと言った理由だけで、同じノウハウを水平展開にする=お伝えする ようなことは致しません。
ノウハウの水平展開は、コンサルタントにとっては一番楽なご支援のスタイルですが、受け手である皆さまにとって、それは二番煎じ三番煎じでしかありません。私たちは、それが一番嫌いですし、皆さまも同じだと思います。モデル商法とは、他社の真似ではありません。それは師から厳しく教えられてきましたから、正しく理解し実践して参りました。
例えば、旅館料理(献立)が、どの宿も同じような料理を提供している実状を見れば、それをご理解いただけると思います。例え日本料理というカテゴリーであっても、【「我が宿の料理とは」とストーリーを語れる料理(献立)であるべき】だと考えています。
だからこそ、皆さまの強みを見つけ出し、それを磨き上げ商品化し、それを売る方法論を考えます。それが必ず、皆さまの宿の個性へと昇華すると確信していますし、それを実体験として積み重ねてきています。
稼働率を誇る時代は、確かにありました。多くのお客様で、いつでも宿が賑わっている姿は、理想的な経営であることは間違いありません。しかし、宿を満館にするために、かなり無理を重ねてきた側面もあるかと思いますし、そんな事例を数多く見てきました。その無理とは、タリフとは異なる価格で宿を売るという姿です。
その営業方針で、大きく成長出来た宿が、どれだけあったでしょう?
正しく利益を残せた宿が、どれだけあったでしょう?
私たちは、数多くの経験を重ねる中で、宿が成長する手法は【高単価低稼働】が最も効率的な経営であると確信しています。それは、よく耳にする生産性の向上というテーマにも最短距離で歩むことが出来ます。
このことは宿泊料金を、室料と料理代金と分けて考えてみれば、当たり前のように気付くことなのです。
だから、安易に料金を下げることをご提案しません。基本スタンスはその真逆です。常に「どうやったら価格を上げることが出来るか?」を考えています。何よりそれが、皆さまのみならず、社員の方々も幸せにするから・旅館業に携わっている誇りを持てるから、です。
30年以上100軒以上の対応実績
私たちの強みは、机上の空論・理想論にならないコンサルティングをすることです。
今まで多くの銘旅館の経営者様とご縁をいただき、教えを得たこと一緒に歩む機会をいただけたことが、宝物です。その経験の深さは、決して劣ることはありません。本当に感謝です。
その積み重ねには、誇りを持っています。
どうぞお気軽に、ご相談下さい。