〒231-0027 横浜市中区扇町1-1-25 キンガビル110
厚く御礼申し上げます
万が一の感染拡大に備えて、初めてYouTubeを使っての配信となった政策提言セミナー。お申し込みの皆様には、昨日視聴URLをお知らせすることが出来ました。
皆様が目の前にいない状況、カメラに向かって、しかも立ったまま話すというのは、自分でも不思議な感覚の3講座でした。喉の調子も元に戻らず、かなりお聞きづらい部分があったかと思います。何卒ご容赦下さい。
年末までは、削除せず公開しておりますので、ご都合に合わせごゆっくりご視聴下さい。もちろん、何度でもご視聴いただけます。ご不明の点などありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。丁寧にご説明させていただきます。
その1 : 価値・レベルが上がらない…それは価値が上がる取組をしていないからでは?
料理の価値が上がらない… サービスの質が上がらない… など、宿の悩みは色々なカタチがあります。究極的
には宿そのものの価値が…という議論にもなります。その価値が上がらない…という悩み?は、本当にそうなの
でしょうか?日頃からその部分に対し、真剣な議論を重ね、お客様にどう伝えるのか?ということを考え、実践
されているでしょうか?積極的・能動的・自発的な宿、社員の集団。それを是とする社風など、そこから見直
し、正しく教育する必要があるのではないでしょうか?
その2 : 利益が出ない… のは、極論ですが生産性が低いからです。生産性指標で最初に見るべき数字とは人時生産性で
あることは、何度もお伝えした通りです。その人時生産性を最小単位で見直してみると、皆様の宿は、果たして
どれくらいの数字でしょう?セミナーでは、その恐るべき実態を数字としてお伝えしましたが、その数字を見れ
ば、未来を描ける宿の(最低)条件(=価格)は明らかになります。それを踏まえ、皆様の宿の必要利益から、
正しくタリフは設定しなければなりません。周りに合わせたりする必要はありません。皆様の未来を描くために
必要な宿泊単価を設定し、より生産性を高めることを考えましょう。
その3 : 宿として、お客様の期待を誤解していませんか?その誤解の結果が、最も避けるべき同一性という結果を招いて
いるのではないでしょうか?経営のベースとするべきランチェスターの論、その基本は【差別化】です。それが
全てに優先されるのです。それがなければ、弱者の戦略は、何一つ実践出来ないのです。どんな宿でも、一騎打
ちなら繁盛するはずです。局地戦なら、皆様の趣味性を打ち出すことも可能です。が、入口が間違っていては、
その後も正しき道を歩めるはずもない。だからこそ、皆様はもっと自館に自信を持って、経営するべきです。
経営コンサルタント業として30年以上。旅館業の皆様と歩み始めて25年以上が経ちました。バブル崩壊から今までの、追い風&逆風を知り尽くしていますからあらゆる経営環境でも正しき判断ができます。経営者の皆様に正しき経営判断をお伝え出来ます。
コロナ禍の今、そしてこれからは、リーマン・ショックを参考にすれば、やるべき事が見えてくるはずです。経営に与えたあの時の衝撃、苦難に、今の時代時流を合わせるだけです。その時にコンサルタントとして日本中を走り回っていた経験は、必ず生きてくると思っています。
セミナーでも何度もお伝えしてきました。【強みの上に強みを築く】と。
長所と考えると、なんだろう…と悩まれる宿が多いですが、それは決して難しいものではありません。それは、”宿の強み”でも”皆様の得手”でも”皆様の力となっている支え”でもいいのです。「接客サービスを担当する社員の頑張りに支えられている…」なら、そのような現場社員の方々の力を売ることを考えたらいい。”調理スタッフのレベルは高い”なら、その高いレベルの能力を商品化することを考えたらいいのです。
それが独自か否かは、今考えることではありません。「皆様の宿ならでは」であればいいのです。【皆様が自信を持って売る】ことが出来ればいいのだと思います。他の会社(宿)にはない強みと考えたら、前に進むことは出来ません。第一、そのような特殊な強みは、殆どないと思います。
前にもご紹介した荻生徂徠の教え「人はそれぞれの木目に従って用い伸ばせ。柾目は柾目なりに。曲くれた南天は床柱に」の言を、宿の経営に落とし込むことが必要だと思っています。皆様の宿を再発見する。再確認する。それを皆様に代わって行うのが私たちの仕事だと思っています。
旅館業に限らず、事業の基本とは【他社との位相差を作り上げること】です。
それを考えれば、安直に、例え他の旅館で当たった企画だからと言った理由だけで、同じノウハウを水平展開にする=お伝えする ようなことは致しません。
ノウハウの水平展開は、コンサルタントにとっては一番楽なご支援のスタイルですが、受け手である皆さまにとって、それは二番煎じ三番煎じでしかありません。私たちは、それが一番嫌いですし、皆さまも同じだと思います。モデル商法とは、他社の真似ではありません。それは師から厳しく教えられてきましたから、正しく理解し実践して参りました。
例えば、旅館料理(献立)が、どの宿も同じような料理を提供している実状を見れば、それをご理解いただけると思います。例え日本料理というカテゴリーであっても、【「我が宿の料理とは」とストーリーを語れる料理(献立)であるべき】だと考えています。
だからこそ、皆さまの強みを見つけ出し、それを磨き上げ商品化し、それを売る方法論を考えます。それが必ず、皆さまの宿の個性へと昇華すると確信していますし、それを実体験として積み重ねてきています。
稼働率を誇る時代は、確かにありました。多くのお客様で、いつでも宿が賑わっている姿は、理想的な経営であることは間違いありません。しかし、宿を満館にするために、かなり無理を重ねてきた側面もあるかと思いますし、そんな事例を数多く見てきました。その無理とは、タリフとは異なる価格で宿を売るという姿です。
その営業方針で、大きく成長出来た宿が、どれだけあったでしょう?
正しく利益を残せた宿が、どれだけあったでしょう?
私たちは、数多くの経験を重ねる中で、宿が成長する手法は【高単価低稼働】が最も効率的という結論に至りました。よく耳にする生産性の向上というテーマにも最短距離で歩むことが出来ます。
それは宿泊料金を、室料と料理代金と分けて考えてみれば、当たり前のように気付くことなのです。
だから、安易に料金を下げることをご提案しません。基本スタンスはその真逆です。常に「どうやったら価格を上げることが出来るか?」を考えています。何よりそれが、皆さまのみならず、社員の方々も幸せにするから・旅館業に携わっている誇りを持てるから、です。
30年以上100軒以上の対応実績
私たちの強みは、机上の空論・理想論にならないコンサルティングをすることです。
今まで多くの銘旅館の経営者様とご縁をいただき、教えを得たこと一緒に歩む機会をいただけたことが、宝物です。その経験の深さは、決して劣ることはありません。本当に感謝です。
その積み重ねには、誇りを持っています。
どうぞお気軽に、ご相談下さい。